2024/12/04 02:30

みんなで東京にオリンピックを呼ぼう!!

特集
2016年東京オリンピックを望む学生の会
2006年からオリンピック招致の運動に積極的に関わっている学生団体
 
テレビで見た石原都知事の、『未来の若者のために東京で2016年にオリンピックをやりたい』という話を聞き、当時の大学生有志が学生という立場を生かし、オリンピックのPRをしようと2006年に立ち上げた団体。オリンピック招致の署名活動をしたり、オリンピックの記念の場所をめぐるツアーをしたりしながら、学生らしい招致活動の草の根ムーブメントを起こしていく為の活動をしている。オリンピックの招致関連のボランティアも努めた森崎さんと大友君に話を聞いた。
 


「スポーツの力」をオリンピックで体感したい! オリンピックキャラバンで東京から福岡まで2ヵ月半かけて各地を訪問。主に大学や学生団体、NPOなどを訪問し、77日間で6,089kmを移動しながら、今回の環境や障害者の人たちに配慮した新しいかたちのオリンピックを訴えた

学生の会の皆さんが行った、オリンピックキャラバンについて教えてください。

2007年12月1日の出発式には、元ノルディックスキー競技選手で金メダリストの荻原健司さんが駆けつけてくださり、旅先では北京オリンピッ ク トランポリン日本代表の廣田遥選手、アテネオリンピック 水泳銀メダリストの山本貴司さん、阪神タイガースの若竹竜士選手など、数々のアスリートの方々にお目にかかりました。また大学やNPO、議員の方まで幅広 い分野の2000名以上の皆さんと交流させていただきました。



 こうした活動を地元のラジオや新聞に取り上げていただくことで、私たちのオリンピックに対する想いを日本全国の皆さんに届けると共に、地方に住む皆さんが抱いている想いを直接うかがうこともできました。とても学ぶことの多いオリンピックキャラバンだったと思います。


森崎さんは外国人との関わりがこの運動に関わる
きっかけになったということですが。


サッカーW杯の時の出会いで、私の人生は大きく変わりました。
当時私は中学2年生だったのですが、お台場で私が今まで見たことがないフェイスペインティングをした楽しそうな外国人の人を大勢見たんです。お祭りのような雰囲気だったの
習いたてのつたない英語でその人たちに話しかけたんです。そのつたない英語を外国人の人たちは一生懸命聞いてくれてとっても楽しかったんですね。楽しそうな皆さんの仲間になれたようで、外国人の人との出会いが私の人生を変えたと思います。
この運動に関わってオリンピックを日本、東京で行うことが出来れば、子供たちにも私に起こった出会いを作ってあげることが出来ると思います。
東京オリンピックをきっかけに、そこから新たにたくさんの夢が生まれてほしいですね。
 


大友さんが学生の会に関わって感じることは何ですか?

この運動に関わるまでにいろいろな人権活動や環境イベントに参加したことがあったのですが、自分の好きなスポーツと関わりながら社会的な活動をしたいと思ったんです。
今回の東京オリンピック招致には環境問題に対する明確な提言があって今までのオリンピックとは少し違った側面も持っています。環境問題は一人ひとりが関わっていかなければいけない世界の共通の問題だと思います。2016年に東京でオリンピックが行われれば、世界中のみんなが環境問題に対してもっと関心を持って前向きに取り組む気持ちが沸いてくると思います。
 

森崎ゆりやさん(2016年東京オリンピックを望む学生の会代表) プロフィール

生年月日: 1988年9月24日生まれ(20歳)
在学校: 青山学院大学国際政治経済学部国際コミュニケーション学科2年
将来の夢: オリンピックのように、“リアル”によって人の心を動かすこと。
2016年東京招致実現に向けてひと言:
  サッカーW杯のときの出会いにより、私の人生は大きく変わりました。2016年の東京オリンピックを夢で終わらせるのではなく、実現し、そこから新たにたくさんの夢が生まれてほしいです。


全人類が直面する環境問題に正面から取り組んでいる
東京オリンピックの招致運動を応援していきましょう!!


2016年東京オリンピックを望む学生の会の活動

https://www.shochi-honbu.metro.tokyo.lg.jp/bid-committee/jp/news/2009/03/vol3_2016.html

 
 

留学生も東京オリンピックの招致を応援

学生ボランティア

国際オリンピック委員会(IOC)の視察に伴い、4月14日~20日の日程で、東京オリンピックを望む学生の会以外からも国際交流に関心のある学生約40人(留学生10人を含む)がプレスセンターにてボランティアに参加していた。

彼らを代表して、アメリカのワシントン大学より交換留学で早稲田大学に来ているリム・ヒワンさんにお話を聞いた。

リムさんは、アメリカで生まれたが2歳のときに、韓国人の両親といっしょに母国に帰り、高校1年まで韓国で過ごす。そして2年生の時にまたお父さんの仕事の関係でまた渡米。ワシントン大学に入学して3年目の今年、日本に留学してきた。

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早稲田大学で学ぶ留学生 リム・ヒワンさん


日本での留学生活は楽しいですか?

国際交流の団体の学生が空港まで来てくれて留学生のための歓迎会をしてくれました。始めは日本語が難しくてなかなかなじめなかったですが、少しずつ友達が出来て楽しくなってきましたね。今ではそのサークルで数少ない留学生の運営スタッフとして、世界の屋台村のイベントで韓国料理を作ったりしています。また、韓国語会話や英会話を日本人の学生に教えてあげるのも楽しいですね。

今回のオリンピック招致のボランティアに参加して感想はどうでしたか?

始めはよくわからなかったけど、このボランティアの1週間で大勢の新しい友達も出来ました。ボランティア自体は思ったより忙しくなかったけど、プレスの人のためのレセプションにも参加することが出来ていい思い出になりました。大学でコミュニケーションを勉強しているので世界中のプレスの人たちが集うプレスセンターでボランティアできたことは本当にいい経験になりました。
私は韓国人だけど、日本でオリンピックがあれば、世界中の人たちがアジアに注目するし、環境の問題にも真剣に取り組む人たちも増えると思います。


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それぞれ、普段はいろいろな活動をしていますが、ひとつの目的で団結しました


自分の出来ることがあれば何でもやって、他のスタッフとも自分から話しかけて積極的に仲良くなっていたヒワンさん。彼女以外にも大勢の学生さんが授業やアルバイトの合間に朝8時から夜10時まで交代でボランティアに参加していました。ボランティアスタッフの皆さん本当にご苦労様でし。(コーディネーター 宮崎)
 
 

学生ボランティア

オリンピック招致の学生ボランティアを影で支えた スタッフリーダー

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中沢さんは、NIC COLLEGE IN JAPAN にて1年間、英語付けの生活を送り、渡米。大学卒業後、日本で就職したが、外国人の支援活動をしたいと退職。現在は地道に住宅支援のサポートなどを行いながら、いろいろなボランテイア活動に参加している。